しらたまだんご

古典妖怪好きな絵師の気ままなお気楽日記。

私的トラウマと理想自宅物件などなど

突然ですが、私はゾンビが苦手なのです。

算数で表すと、何故か一定の速度で動き回る点Pくらい苦手なのです。

て言うかもう、点P怖い。

なんで動くの?そもそも点Pて何さ?

 

まぁ、それは置いて…

何故こんなにゾンビが怖くなったかと思い起こせば、私が幼稚園に上がるか上がらないかくらいの頃…

 

初めてみた洋画が、再放送か再々放送かなんだかでお昼のTVで流れていたジョージ・A・ロメロ監督の『ZOMBIE』‼︎

 

当時、私の幼少期、まだまだ規制がゆるゆるの日本は、真昼間から容赦無く「え?子供に見せても大丈夫⁇」って言うようなエロもカルトも暴力も普通にテレビでダダ流ししている時代であり、そして、困った事に私の母親はそう言う事を一切気にしない、とにかく傍迷惑なゴーイング・マイ・ウェイの人で「面白い映画があるのよ‼︎」と観せられたのでした。

 

子供であった私のトラウマっぷりったるや!

それなのに、当時流行っていたのでしょうか?

私には流石に分からないのですが、次々にTVでゾンビ映画を流すんだこれが!

そしてやっぱり次々にゾンビ英才教育。

 

『ZOMBIE』から始まって…

『NIGHT OF THE LIVING DIAD』

死霊のえじき

 

幼稚園上がる前の子供を数日間不眠症にさせるには完璧なラインナップ!!

 

すっかりその経験のせいで、ゾンビが未だに怖く、ふと気がつくと自分がゾンビに襲われたら⁉︎という事を念頭に行動をしてしまうようになったのでした。

 

その、私がゾンビ襲来を念頭に置いて確認する事柄は、まずは「家」。

 

そう…近所の家という家を見ては、ゾンビに襲われた時、そしてまた、暴徒化した生きてる人間に対してどうやって立て篭もろうか…身を守ろうかとマジで考えてしまうのです。

 

家のカタログを見るや否や、外観や周りの環境は置いておいて、まず考えるのはゾンビ襲撃時にどれだけ耐久力があるか。

 

ゾンビは基本、知能が無い為にハシゴや階段を満足には上がれない。

暴徒もいちいち何もない壁に穴をぶち開けて入ろうとはしないはず。

 

なので、出来れば道路から2mは上に住居スペースが欲しい。

どういうことかと言うと、今時のファミレスのように一階は全てガランと開けて駐車場、二階以上に行くには階段で一本道、裏口も一本道。

もしくは高台で侵入経路が通路一本か二本という所が良い。

何だったら、階段を上に昇降できるならツリーハウスでも良いかもしれない。

とにかく入口が少なく、護り易いのが個人的ベストです。

 

因みに私のお眼鏡に叶った近所でこの条件を満たしているお宅は、ヤクザの親分さんの邸宅でした。

さっすがー!急襲に万全っ‼︎(笑)

 

そして食料!

「そんなもん、非常事態だから町のスーパーとか押し入ってかっぱらえば良いじゃんw」

とか言う人は90%くらいの確立でゾンビに喰われます。

 

そんな人が多い所に行ったら…ゾンビの海にダイブしに行くようなもんです。

なんも90%で新しいゾンビ増やしに行かないで下さい。

そして、あと16%は暴徒に襲われます。

そんで、あと4%はきっと暴徒です。

 

そもそもゾンビは人間が何かの理由で変異して生きる屍になった物なので、人が居る所は大変なゾンビの量になっているはず。

そして武装した暴徒も食料を求めて集まって居るはずです。

行ったら死にます。

 

ではどうするか…自給しかありません。

ここは本当に悩みどころで、私なら山に入り食える草や木の実や根っこを熊のように探します。

屋上や日光の入る場所で種を蒔いてアルファルファなどのガンガン育つ物を栽培します。

 

でもここら辺は本当に厳しいでしょうね(~_~;)

なので、私は普段から保存食備蓄作業大好きさんです。

プレッパーズと言う人種です(笑)

 

ちなみに、徒党を組めるなら、マンションなど一棟を丸々使って入り口封鎖ってのがいいでしょうね。

そして屋上で野菜栽培や雨などを溜めて飲み水の確保等々…

できれば家族連れの人達数家族と組めたらかなりいいと思います。

特に女性や子供は本当に助かるでしょうね。

 

ところで、昔入院していた頃にリハビリの先生達に、この「ゾンビ怖い」話を力説した事があったのですが、とても有意義な話が聞けました。

 

まず、ゾンビは日を追うごとに腐って行くわけですが、先生曰く、腐敗すると言う事は筋や神経も腐ると言う事であるので、筋肉や骨を繋いでいる所は死後数分で腐り始める程脆いらしく、案外あっさりと動けなくなるだろうと言う事です。

もう身体の全ての関節が駄目になるので…動いても瀕死の芋虫状態であろうと。

 

そして、物凄く関節が脆いと言いましたが、腐った死体の脆さは私達素人の想像以上らしいです。

男性の先生によると成人男性の握力なら、手の関節とか握ってめりめりっと簡単に折れるくらいだそうです。

 

なので、リハビリの先生さん達のオススメは…

『基本家から出ない。

出る時は大きめスコップなど持って行き、ゾンビの膝をコーンと打ち抜いたら簡単に転ぶので、さっさと立ち去る』

でした。

 

そうですね、殺す必要なんか無いわけですから相手の動きを止めて、さっさと立ち去ればいい訳ですね。

ついついバイオハザードやらなんやらの影響で戦わないといけない気になりますが、そんなヒーローじゃないんだから一般人は賢く大人しく逃げてりゃ良いんです。

 

そしてゾンビから身を護る為の勉強も怠ってはいけません。

発売日に購入しましたとも。

 

マックス・ブルックス著 『ゾンビサバイバルガイド』

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これは真面目なとっても為になる本です。

愛読しております。

そして、もう一冊。

 

ジョン・オースティン著 『ゾンビの作法』

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そうです、万が一…万が一ゾンビになってしまったら!

 

…なってしまったらしょうがありません。

由緒正しいロメロゾンビになるべく、失礼の無いように人々を襲うべく礼儀作法も学ばなくてはいけません。

最近のボルトも真っ青な速度で走る活きの良いゾンビはナンセンスです。

あんなもん、股関節外れるまで走ってくるじゃないですか。

 

ゾンビは質と量で押すのが良いのです。

 

それに襲う相手も重要です。

けして自衛隊や消防隊員、警察官、武道家チャック・ノリス、チェーンソー持った木こり等を襲ってはリスクが高い等、ゾンビ一年生を手取り足取り教えてくれます。

 

こうして、私はウン十年間ゾンビについて学んできた訳です。

 

それについて旦那に懇々と力説しました。

そうすると、旦那はしっかりと耳を傾け聞いてくれた後、この様に述べました。

 

「うん、そうだね。

でもね、たぶんゾンビパンデミックは起きる可能性は今のところ結構少ないと思うから、普段は交通事故に気をつけようね(^∪^)」

 

…ああ、そうっすね。

はい。

あいぽんさんが大破でござる。

こんにちは。

今日は節分ですね。

みなさん恵方巻き食べましたか?

鬼の面をかぶってバッチバチ豆を胃にも体にも喰らいましたか?

 

私は早速お昼に恵方巻きを丸一本、北北西に拳王様の如く仁王立ちでもっしゃもしゃと頂きました。

中身は椎茸・かんぴょう・卵焼き・高野豆腐・キュウリという、よく言う「出汁が滲み滲みで旨いのよっ!…色がほとんど茶色だけど。」っていう物です。

非常に美味しかったです。

ビバ!椎茸様!いいお出汁!

 

そしてメインイベントの豆まきでは、本当はお面かぶって山のようにバッチこバッチこ豆喰らって、最後豆当てまくったガキンチョを追いかけ回して捕まえてうりうりしたいのですが、それは叶いませんでした。

 

さて…話は変わって、見出しの「あいぽんさん」ですが…

私の愛用iPhone6さんの愛称です。

 

銀色のクールで愛すべき、よく言った事をきっちりやってくれる素敵な奴です。

そのあいぽんさんが…こんな事になりました。

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ぷぎゃー!!ですよ(笑)

これシート張ってあるんで、どうにか細かい傷は見えにくいですが、現実に見ると現代アートみたいな状態になってます。

 

これが丁度、四日前くらいの話ですね。

道でお婆ちゃんに道を聞かれたんで、検索して周辺の地図を出しながら説明しようとして、見せてあげようとしゃがんだら…つるっと手から滑ってコンクリの道路にガチャン!

ちょいっと拾って…なーにあいぽんさんは丈夫だから大丈…ぎゃーーー!!って寸法です(笑)

 

という訳でケータイ保障お届けサービスセンターにお願いしてウン千円で交換になってしまいました。

まぁ…仕方ないですね、ぽろっとしちゃってガチャーンですから。

でも、サービスセンターの仕事はとても速くてですね、二日で届きました。

 

皆さんはケースとかにこだわりはありますか?

私はスマホケースは今まで革のオサレなやつを使っていたのですが、この画面大破によって一気に耐衝撃性能に目覚めました。

 

早速いそいそと家電量販店のスマホコーナーに行って物色です。

今は可愛い物やオサレな物、スタイリッシュな物…色々ありますね。

ドラえもんの道具の暗記パンをかたどった物はすごく可愛かったです。

 

一瞬、ロックバンドのQUEENが好きな私は、ついロゴが入ってるケースに誘われて手に取りそうになりましたがグッと堪えました。

私が今望むのは耐衝撃!

もう二度とあいぽんさんを壊したくないので頑丈なのをチョイスです。

 

それがこちらっ!『CATALYST

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水深5m完全防水・2mの耐衝撃プロテクション・防雪・耐塵性!

これでもかって感じです。

私はこれから険しい雪山に山岳登山にでも行くのか?エベレストか?チョモランマか?って代物です。

ついでに「容易な着脱」「クリアなスピーカー音再生」とまでかいてあります。

今のケースってすごーいですね。

 

さて、説明を読んでみると…

え?一回空の状態でセットして水に漬けてテストすんの?

そっか、不良品だったらケースの中でスマホの水缶詰になるしね…

箱から出して、パチンパチンとケースを留めて、台所に行ってボウルに水張ってぼちゃん…このまま30分放置だそうです。

その間に新しいあいぽんさんに設定を施して…前のあいぽんさんのメモリを消去!

 

そうこうしている間に30分のテストも無事終わり、新あいぽんさんをケースに入れる時がやってまいりました。

テストの時にくっつけた上蓋を開け…ん?

え?めっちゃこれ硬いんですけど…びくともしないんですけど…

説明書をみると、開けるのはコインが必要みたいです。

と言っても課金しろってんじゃないですよ?引っ掛けて外すんだそうです。

 

では早速100円玉を用意して…

うごーーーっ!!硬すぎる!まったく開く気配がないんだけど!!

 

もう私の脳裏には、開かなくなった空のスマホケースを量販店にて開けてもらってる自分の姿しか浮かびません。

それか、無理やり腕力で外して買って30分で不良品にして途方にくれている姿です。

「容易な着脱」って書いてあったのに。

 

いやだーそれはいやだ!と握った100円を手に必死に祈ったのが良かったのか、どうやったのかまったく分かりませんが、ぱかっと数十分後に開きました。

 

装着時がこちら。

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無骨ですねー。

結構すきです(笑)

 

これでやっとあいぽんさんを守ることが出来ることでしょう。

よきかなよきかな。

 

その後、旦那に今日は結構大変だったよと言いつけると、これをくれました。

桜玉吉先生著『伊豆漫玉日記』

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桜玉吉先生は私の大好きな漫画家さんなのですが、一番心配な漫画家さんでもあります。

なんというか…ちゃんとご飯食ってるの?体壊してるんじゃないの?てかお金あるの?

…てな具合になんかもう心配で心配で。

たぶん、きっちり飯も食ってるだろうし体壊しても年の功と経験で切り抜けられるだろうし金も確実にあって、我が家よりも富豪でしょうが、そう心配してしまう雰囲気がある方でして。

 

…夫婦共々、この人の漫画、見かけたら買っちゃうんだなこれが。

でもとても面白い漫画家さんなので満足なのです。

 

さっそくこれを読んだら、旧あいぽんさんを郵送してセンターに送らないといけません。

…さようなら旧あいぽんさん、センターで修理して綺麗に生まれ変わって、また元気に働いてね。

 

寒い寒いと思ったら。

雪が降りました。

 

何やら南国に越してきて久々の雪です。

今日は珍しく朝っぱらから出かけて外にいたのですけれども、あまりに最近雪を見なかったので最初何が空を舞っているか分からず、なーんか豪快に埃舞ってんな、どこかのビルが大掃除でもしてんのか~あーん?

…と、本気で思っていました。

情緒もへったくれもないです。

 

でも調子がいいもんで、雪だ!と思った瞬間

「わぁ!きれーい!!」

ですよ。

単純ですね。

ビバ、骨髄反射です。

 

南国でさえ雪が降るくらいですから、どうやら他の県では大変な大雪に見舞われたそうですね。

さらに今日は寒くなるとか…てかすでに底冷えが…ぶるぶる。

 

皆さんも風邪など召されぬ様お気をつけ下さい。

 

そういえば、今雪に関した絵を描いてます。

てかまあ、私なんで大体何を描いているのかすぐ分かる感じですが…

問題はちゃんと寒い季節に描き終わるかどうかですよね(笑)

 

精進します(><;)

妖怪「豆腐小僧」の話

おはようございます。

今日もさぶくて身体が布団に根付いて動けません…ぶるぶる。

 

今日は豆腐小僧のお話です。

妖怪「豆腐小僧」というのは「豆富小僧」の題名で、可愛い感じの絵で素敵な映画にもなりましたね。

なので知っている方が多い妖怪ではないでしょうか?

姿かたちは頭に竹笠、手には丸いお盆、その上には紅葉豆腐を持っている小さくて可愛い小坊主の姿で描かれています。

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↑こんな感じ

 

ちょっと調べると結構オサレさんで、着ている着物は疱瘡(天然痘)除けの春駒やダルマやミミズク、振り太鼓や赤魚等の縁起物や、童子の身分を著す童子格子に似た模様の柄も着たりしているようです。

それもそのはず、江戸時代の怪談集とか絵草子とか、はたまた玩具にまで親しまれたようで、豆腐小僧の服装も当時の子供達の健康を願った着物で描かれたのでしょうね。

 

そんで、この妖怪は何か悪い事するの!?

…といったら、前の「波山」同様、何もしません。

豆腐や酒の買出し役の小間使い。

たまに雨の日に人の背後を付いて回る程度の、お人よしで気弱な可愛い愛すべき妖怪です。

 

そんな可愛い豆腐小僧にも昭和からちょっぴり怖い後付け設定が加えられたようです。

それは「盆にのった豆腐を勧められて、食べてしまうと体からカビが生える。」と言うお話。

誰がこの設定考えたんでしょうか?いい設定です(笑)

 

ちなみに私も昭和の人なので、豆腐小僧の豆腐カビ生える設定の申し子でございます。

大好きな水木しげる先生の妖怪クイズ大百科にも書いてあるもん!(笑)

 

…余談ですが「妖怪クイズ大百科」は復刻しております。

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うちの旦那が去年のクリスマスプレゼントの一つに買って参りました。

よく分かっている旦那です、いい奴です。

 

買ってきた旦那はこの本を取り出すと「どれくらい覚えているか問題を出す!」

と意気揚々とランダムで問題を出し始めました。

 

基本三択問題のクイズで、旦那は私が間違って答えて悔しがっているのを尻目に

「…まだまだだ、勉強不足だな、精進しなさい(…ふっ)」

等と二枚目インテリクールを気取りたがっていたのでしょう。

見た目は巨大な信楽焼きの狸のくせに生意気な。

出会った頃から後頭部禿げてたくせに生意気な。

 

もちろん、私がそう簡単に不正解を出す訳がありません。

小学生の時に参考書のように読み漁っていたのですから。

余りにも不正解を出さないので、最後は三択さえ言わなくなりました。

 

そして「豆腐小僧は出会うときまって豆腐を差し出すが、その豆腐を食べるとどうなるのだろうか?」と言う問題を出しました。

 

なので迷わず「食べたら体からカビ生えんだよ。」と答えると、とうとう「なんでぇ!?」とキレ始めました。

なので「…いや、カビ生えんだよ。」と静かに言うと、旦那はしばらく考えた後、一言。

 

「…食べたぁ?」

 

こう言いはじめたらもう彼に何を言っても無駄です。

という訳で、私は旦那の中では「豆腐小僧の豆腐を食って体からカビ生やした嫁」という新しい認識が生まれたようです。

 

うちの旦那はいったい何と結婚したんでしょうね。

怖いですね。(笑)

 

ろうばい?ロウバイ?蝋梅!

寒い…寒くて目が覚めました…

 

というか、うちの御猫様に一匹だけ寒さに超強い毛むくじゃらがおりまして、この子は寒いと動きやすいのでしょうか超活発になります。

今日は朝5時に一人大運動会をおっぱじめやがりまして目が覚めました。

他の御猫様は私同様、寒くて縮みあがっておるというのに…

 

仕方ないのでリビングに行ってニュースをつけると何かもう寒波がハンパない的なとんでもない事をキャスターさんが外で話してるわけです。

外…外!?お天気キャスターさんマジ大変…

ついでにネットで気象予報も調べたら…

九州に、冬本番の寒さが到来しました。
きょう(11日)は冷たい北西の季節風が吹いて日中も気温が上がらず、福岡市や佐賀市でこの冬一番の寒さとなりました。
さらに、13日(金)から14日(土)、15日(日)にかけては今シーズン一番の寒気が九州に流れ込み、平野部でも雪が降る厳しい寒さとなる見込みです。

とか書いてある。

ええ…身をもって痛感してます。

そして朝ご飯の材料が無いからこのサムサム状態でコンビニに買いに行かないといけないという事態も痛感しております。

 

そんな他愛も無いことを考えながら見ていると、今ロウバイが見ごろですとキャスターさんが話している。

 

ろうばい?ロウバイ?ってなんぞ?

と画面に目をやると、黄色くて小さくて透明感のある花が満開になっているご様子。

あー…なんか冬に満開って聞いたことがある様な?

漢字は「蝋梅」とか「蠟梅」って書くのね。

たしかに蝋細工のような質感の繊細な花。

…勝手に思っただけなんで他になんかちゃんとした理由があるやもしれませんが気にしない。

 

それにしても花の少ない季節に満開だなんてなんて素敵な花だろう。

もとい木だろう。

しかも香りが良いらしい。

いいないいな、見に行きたいな!

 

…と、ちょっとでもテンションが上がったところで、コンビニに行ってきます…ブルブル

風神雷神図&左手の話

これは2015年の初めあたりに描いた風神雷神図です。

この絵は、もともと風神雷神が好きな事と、当時、足りない頭で色々と試行錯誤した思い出深い絵なんで、ちょくちょく引っ張り出してきては色々な所に貼り付けてます。

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この絵を描くさらに三年ほど前の話になります、私は原因不明の若年性の脳梗塞で右方麻痺と失語症を患いました。

…で、性格がリハビリに向いていたせいもあるでしょうが、7ヶ月ほどで失語症と脚の麻痺はほぼ一般の人が気が付かないレベルまで回復しました。

ですが私の右肩から右手指先まで麻痺が残り、触覚もほぼ無くなってしまいました。

 

でもまぁ、使っていればだんだんと脳の神経組織が再構築されていって運が良ければするするっと動くようになるかもしれないので、また右手で絵が描けるようセコセコと1~2年ほど頑張っていたのですが、やっぱり私の場合は右手周辺の脳神経の被害が酷かったようなので、ほかの場所のようにはいかず完璧には戻りませんでした。

 

そんな時にふと

「うーん、右手回復させる前に左手で描いた方が早くね?」

と思っちゃったんですよね(笑)

 

治ったらいいなーとは思ってたけど、何で右手に拘ってたかなぁ?やってみようやってみよう!

どうせなら大好きな妖怪画にしよう!

子供の頃、親から「そんな気持ち悪い絵を描くのはやめなさい!なんでこんなに気持ち悪い子なんだろう?」と散々言われて以来、まず描かなくなったけどいいよね?

もう大人だし~どうせキモいオタク豚だし~デュフフ☆

って事で左手で描いたのがこの絵なんで、思い入れがあるんですよね(笑)

 

最初はもう描けないかもな~とか思ってたんですけどね。

水木しげる先生のキャラクターは健康な頃にちょろちょろっと描いたりはした事あるんですけど、こんなに必死に描いた妖怪画は小学校一年生以来です(笑)

 

いや~大きくなったね~私!

体積も容積も表面積もっ!

 

で…長々と書きましたが…何が言いたいわけ?と言われたら

人間やってみたらいけるもんですよ?…ってお話でした。

妖怪「波山」のお話

こんにちは。

今日は七草粥を食べる日ですねぇ。

私も無病息災を願って朝から作ってモリモリ食べました。

 

ただ、このご時勢にペンペングサとか食べたくないんで、アレンジかましまくって出汁とって野菜入れて卵でとじて、おいしい感じに仕上げました。

 

もう七草粥ではないですね。

てか粥でさえないかもしれないです。

 

さてさて!

謹賀新年のイラストにも描きました、でっかい鳥。

あれは「波山(ばさん)」という妖怪です。

今の愛知県に伝わる怪鳥で婆娑婆娑(ばさばさ)とか犬鳳凰(いぬほうおう)とか呼ばれているみたいで、江戸時代の奇談集の絵本百物語に出てきます。

 

どんな妖怪なのっ!?っと言われますと、一言で言うと

すんげーデッカイ鶏です。

 

普段は山奥の竹薮に住んでいて、たま~に深夜に人里に来てバサバサ音を立てるだけという超平和な妖怪です。

バサバサ音を立てるから婆娑婆娑とか波山なんだそうです。

ちなみに火を吐くそうですが熱は無くて燃えないんだそうです。

 

新年の挨拶イラストの候補の鳥は色々考えたんですが、鶏は新しい年に一番最初に鳴くから縁起が良いって言われてるみたいなんで、やっぱり鶏を描きたかったんですよね…赤い鶏冠もチャーミングですし。

体格も立派で大きいし、バサバサっと景気が良いじゃないですか?

なので、つたない物ですが波山を描かせて頂きました。

 

今年は酉年ですから、いっぱい福をトリ込んで皆が幸多き一年になるよう祈っております。